講演録 / 新聞・雑誌クリッピング

2006年01月11日
西日本新聞「ベスラン 昨年の学校占拠事件 柔道支えに悲劇克服」
福岡の国際大会 元人質の中学生ら来日
昨年9月にロシア南部・北オセチア共和国のベスランで起きた武装集団による学校占拠事件で被害を受けた柔道少年らが23日、福岡県宗像市のグローバルアリーナで26日に開催する第3回サニックス旗福岡国際中学生柔道大会(西日本新聞など主催)に出場するため福岡入りした。

山下泰裕氏ら参加へ尽力
「心が傷ついた少年を、柔道を通して激励したい」と、国際柔道連盟理事の山下泰裕氏らが尽力。同事件で人質となり、大怪我をしたアラン・コチエフ君 (13)、同事件で母と妹を亡くしたチェルメン・ナガーエフ君(14)は、チームメイトと到着した福岡空港で「大会をとても楽しみにしてきた。優勝した い」と笑顔を見せた。

昨年の大会で3位に入ったサンクトペテルブルクチームからロシアの新たなチーム参加の可能性を打診された大会事務局が、柔道愛好家のロシアのプーチン大統 領と親交のある山下氏に相談。山下氏は「悲惨な事件のあったベスランの選手を呼んで元気づけたい」と、外務省やサニックスの協力を受け奔走した。

ロシア側はサンクトペテルブルクに加え、ベスランから中学生を選抜。コチエフ君は手りゅう弾で両足と両腕をやけどし、3ヶ月も入院。ナガーエフ君はモスク ワ郊外での柔道合宿に参加していて難を逃れ、稽古に打ち込むことで肉親を失った悲しさを紛らわせてきた。

1991年3月3日生まれのナガーエフくんは「91年4月2日以降生まれ」の参加資格を満たしていなかったが、大会実行委員会は特例として参加を認めた。

大会にはロシア、ドイツ、韓国、米国、香港の海外招待6チーム、日本の59チーム(中学校)の計65チームが出場。練成会や講習会もあり、27日には5人制の団体戦が行われる。
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