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映画「アルマゲドン」を見て


(C)Touchstone Pictures

ARMAGEDDON (アルマゲドン)
地球に接近した巨大な小惑星の軌道を変えるべく、 宇宙飛行士とともにスペース・シャトルに乗り込んだのは、 8人の石油発掘のプロフェッショナル達だった。
絶望的な時間との闘いの中 石油採掘のプロ集団の活躍を描く。
cast:ブルース・ウィリス、ビリー・ボブ・ソーントン、ベン・アフレック、リブ・タイラー 他

 先日、息子と二人で映画『アルマゲドン』を観に出かけました。私は今、全日本柔道のヘッドコーチとして選手強化に努め、同時に東海大学の柔道部も教え、東海大学の教授として一般 の学生も教えています。少しも無駄にできる時間はないのですが、家族と過ごす時間だけはなるべく確保したいと考えています。『アルマゲドン』は、初めて息子と二人で観にいった映画でした。

 映画が終わってクレジット・タイトルが出ているとき、館内が明るくなる前に、なんとか涙を隠さなくてはいけないと必死でした。それほど心を動かされた映画でした。

 映画で語られていたのは「勇気」の尊さであったと思います。果たして自分があのような状態に置かれたときに、彼らのように勇気を持って行動できるだろうかと考えさせられました。

 最近の日本の教育では、「勇気」などがあまり重要視されていないのではないでしょうか。とりたてて主張しようとすると、妙な反発を買うことさえあるようですが、それはおかしい。もっと教育の現場で勇気の大切さを教えて行くべきだと思います。

 館内に電灯が点いたとき、隣の席を見ると息子も泣いていました。
 ただし、あの映画でひとつ残念だったのは、人が使う最後の武器が核兵器だったことです。何だか核兵器を賛美しているようで、それだけは気になりました……。




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